すごい写真を撮りたくて

のっぺりした家ほどに大きな岩を真横から見るとその向こうには空だけがありまるで大絶壁のようだった。
材料を垂らし腰のベルトに通してポーズを取り写真に収めようということになった。
きっと名うてのクライマーのような写真になるだろう。
八田ザイルに体をあずけほんの1メートルも登れば四角く切り取られたカメラのファインダーの中はヒマラヤかアルプスさながらだ。
俺がポーズを取り友人がそれを撮影した。
次に俺が撮影し友人がポーズをとるベルトに通した材料を引っ張り固定されているのを友人は確認したすでに習慣となった動きだ友人が笑いながら1 M ばかりに登りそこで表情を引き締めザイルに体重を乗せたファインダーの中友人の姿は予想通りとんでもない大絶壁に挑むクライマーだ。